遺産分割がうまくいかない

遺産相続は一般的にトラブルが多いイメージが持たれていますが、残念ながらこれは事実で、遺産相続を経験した人のおよそ70パーセントの人が何らかのトラブルがあったと答えています。
中でも特に多いのが遺産分割に関するトラブルで、遺産分割は法定相続人が集まって協議しますから誰がどの財産を相続するかによって揉めてしまうのです。
それでは遺産分割を進める方法にはどんなものがあるのか、ここではそのあたりの話をしていきたいと思います。

まず一般的にもっとも円滑に話を運べるのが遺産分割協議で、これは被相続人が亡くなってから3カ月以内のところで法定相続人が集まってはじめます。
この時点で法定相続人と相続対象となる財産が明確になっていなければならないので、あらかじめ相続人調査と財産調査をしておきます。
協議は全員が内容を知っている状態で進める必要がありますから、全員が集まるのが難しいときには電話やメール、LINE等で連絡を取り合ってください。

そして遺産分割協議でうまく話がまとまらなかったときには調停へ発展しますが、この場合は管轄の家庭裁判所へ申し立てを行います。
調停では法定相続人との合意が得られるように主張をしていきます。
遺産分割調停に参加するのは法定相続人自身と調停委員、裁判官の3人で、弁護士を利用することも可能です。
主張は基本的に法律に則ってすれば有利になることがほとんどなので、間違った見解を述べてしまわないようにするためにも弁護士に間に入ってもらうことは重要でしょう。

もし調停でも合意が得られない場合は裁判へ発展しますが、裁判までいってしまうと費用もかかりますし、法定相続人同士の仲もかなり険悪になっていることは間違いありませんから、トラブルになった原因を主張すると同時にこちらの正当性を訴えていかなければいけません。
裁判の場合は弁護士がついて代理人として主張もしてくれますので、あらかじめ打ち合わせをしてから臨むのが一般的です。