遺産分割のスケジュール

遺産相続を進めるにあたって、通夜や葬儀が終わったらまず遺言書の確認をします。
遺言書が残されている場合はそこに記載されている内容に沿って進めることができますから、開封を弁護士に依頼し、裁判所での検認をします。
しかしほとんどの場合、遺言書が残されていることはありませんので、その場合は遺産分割に向けて話を進めていきます。
遺産分割をするうえで重要なのはスケジュールをきちんと把握しておくことで、これがあらかじめできているととてもスムーズに遺産分割を進められます。

それでは遺産分割のスケジュールはどのようにすれば理想的かと言うと、まずは法定相続人と相続対象となる財産が明確になっている必要があるので、この2つを確認します。
法定相続人を明確にするためには相続調査を行う必要があり、これは戸籍調査によって明らかにできます。
たとえば被相続人に離婚歴があって前妻との間に子供がいた場合、その子供にも相続権が与えられますし、そういった点を見落とさないためにも戸籍調査はとても大切です。

次に財産調査ですが、相続対象となる財産にはプラスの財産もあればマイナスの財産もあり、また相続対象にならない財産もあります。
これらをひとつひとつ明確にしていくことで相続財産が最終的にプラスになるのかマイナスになるのかが分かりますし、その結果によっては相続放棄や限定承認を選択したほうがいい場合もあります。
こういった調査は専門家に依頼して進めていくのがおすすめで、確実な情報をもとに遺産分割協議を進めていきましょう。

遺産分割協議は法定相続人全員が揃っている状態ではじめることになっており、なおかつ被相続人が亡くなってから3カ月以内にはじめるのがルールです。
そしてそこで協議した内容をまとめたものが遺産分割協議書で、これは相続登記などの手続きをするときにも必要になる大切な書類です。
遺産分割協議書にも期限が設けられており、被相続人が亡くなってから10カ月以内に作成することになっています。