遺産分割のいろは

相続

遺産相続は「手続きがややこしい」「トラブルになる可能性が高い」といったネガティブなイメージを持っている人が非常に多いですが、実は流れに沿って進めて行けばそれほど難しいことではありませんし、トラブルを回避する手段も十分にあります。
それではなぜそのようなネガティブなイメージを持たれているかと言うと、シンプルに遺産相続に対する知識があまりなく、それが結果的にトラブルを引き起こしているのです。

たとえば相続人自身の勝手な見解で相続について話を進めてしまえば当然相続人同士のエゴがぶつかり合いますからトラブルになりやすいですし、そこでお互い正しい知識を身に着けていればもっと建設的な話し合いができたはずです。
遺産相続の分岐点となるのは遺産分割をするところまでで、ここまでを一区切りとすればある程度スムーズに進められますので、まずは遺産分割まできちんと進めることを意識してほしいと思います。

そこでここではスムーズな遺産分割をするためにそこに至るまでの流れを説明していきますので参考にしてください。
まずはじめにするのは被相続人が遺言書を残していないかの確認で、遺言書が残されていた場合はそれに基づいて相続を進めていきますので、それほどトラブルになる心配はありません。

と言うのも、遺言書の効力は遺産相続をするうえでもっとも高く、被相続人の意思が反映される唯一の手段なので、相続人がどうにかできることではないからです。
ただ一般的に遺言書が残されているケースのほうが少ないですから、その場合は遺産分割協議に向けて動き出します。

遺産分割協議は相続人と遺産を確定させたうえで、誰がどの遺産を相続するのか話し合いますので、まずはその調査を行わなければなりません。
調査は専門家に依頼するのがおすすめで、専門家が第三者として間に入ってくれることによってトラブルを回避することにも繋がりますので、一石二鳥です。

また、遺産分割協議の開始は被相続人が亡くなってから3カ月以内にスタートさせることになっているので、それまでのところでもし相続を放棄する場合はしておかなければなりません。
相続を放棄した場合はその人は相続人としての権利を一切失いますので、今後遺産相続に関わることはできなくなりますから、その点だけ覚えておいてください。

遺産分割協議が終わったら遺産分割協議書を作成し、相続人が各々手続きを進めていきます。
相続税が発生する場合は被相続人が亡くなってから10カ月以内に納税してください。