法定相続分について

遺産相続を進めるにあたって遺言書が残されていない場合は一般的に遺産分割することになりますから、法定相続人が集まって遺産分割協議を開きます。
遺産分割協議は法定相続人全員が揃っている状態ではじめなければいけませんので、まずは戸籍調査を行い、同時に相続の対象となる財産の調査もしておきます。

法定相続人となる権利を持つ人は被相続人の配偶者と子供、父母祖父母、兄弟姉妹で、相続できる優先順位は配偶者がもっとも高く、次に子供、父母祖父母、兄弟姉妹という順番になっています。
また相続の対象となる財産にはプラスの財産とマイナスの財産があって、それぞれ相続対象になりますからマイナスの財産のほうが多いと相続する側は損をしてしまう可能性がありますので注意してください。

プラスの財産となるのはビルやマンション、アパートといった建物や土地などの不動産関係もあれば株式や有価証券、自動車、貴金属、骨とう品など実に幅広いバリエーションがありますので、どれが相続対象になる財産なのかあらかじめピックアップしておきましょう。
そしてマイナスの財産とは基本的に借金や未払い金など普段の生活においてもマイナスとなるものですから、比較的分かりやすいのではないでしょうか。

また、遺産分割協議が必ずしもうまく進むとは限りませんし、遺産分割協議をするうえでも知っておいて欲しいのが法定相続分についてです。
法定相続分とは法律で決められた相続の割合のことで、被相続人との関係性によって変わります。
たとえば配偶者がいる場合は配偶者と子供だと配偶者が2分の1で子供が残りの2分の1、配偶者と父母祖父母の場合は配偶者が3分の2で父母祖父母が3分の1、配偶者と兄弟姉妹の場合は配偶者が4分の3で兄弟姉妹が4分の1という割合になります。
さらに配偶者がいない場合は優先順位の高い順番から相続することになっているので、子供→父母祖父母→兄弟姉妹の順番で相続権が与えられます。